野口トルストイ親子のブログ

野口トルストイ親子によるブログ。母小梅、その次女サナこ。

〜43歳の夏がきた 第4話〜 小梅の物語

自分が悩んで鬱々していた日々を思い出させられるようで、はじめは、不快でした。

一番いわれなくない
認めたくないことを
みとめたあとの
野口トルストイ親子は
本当に強いし
そして、自分の中にも
野口トルストイ親子マインドは、あるなって
シンプルなことに気づいた
2018、夏。

(10代 シンガーソングライター希望)

 

 

小梅の物語 第4話

 

 

自分で薄々も気付いてたけど、どうやらわたしはイケメンが好きらしい

娘にもよく言われます
いつの間にバレたんや

窪塚洋介
稲葉さん
ヨン様
ソンスンホン
大好きです。
稲葉さんは自宅があるといわれている渋谷松濤をウロついたこともあります
コンサートも何回か。

そしたら見た目も態度も稲葉さんの真似してる人がいてウケた
似てるけどそのスカしっぷり笑
ぶっ飛んでる!さいこう!

昔は韓国ドラマにハマったな
冬ソナからはじまり、夏のかおり、四季シリーズは天国の階段あたりひととおり抑えた

韓国までいきクォンサンウ等身大パネルの前で写真撮りましたワイ


これも、現実逃避だったんかな
それとも根っからのミーハー心、イケメン好きなのかしら
自分でも不明だが
もはやどっちでもいいンゴ


イケメン好きのわたしが、なぜ今の夫と結婚したのか
もはや謎
永遠の謎
世界史に残るレベルで謎

やはりあれかな
25超えると結婚してない女子は肩身がせまい
周りは結婚し、そろそろ友人の結婚式が行きたくなくなる
乗り遅れたくない

自分でいうのはなんだが割とモテた
聖子ちゃん、チェジウが好きなのは自分に似てるからかしら
若い時はスタイルよくて雑誌にのったこともある
旅行ガイドブックだったかな、海辺で
イケメンと付き合ってたこともあった

それが、女をまどわせる年齢という闇。
焦りと劣等感で正しい判断ができなくなるんよ
もはや誰でもいい
真面目でちゃんと働いてくれて
お金もそこそこあればいい
わたしの実家はお寺、最悪親にお金もらえる
なんだかんだの頼みの綱

…やってもうた
今となってはもはやどうにもならんが
やってもうた

実は付き合って一週間で気付いてた
深い話ができないこと
でもまさかここまでとは
30年一緒にいて、ようやく目覚めたわ

はじめのプレゼントはエアコン
なんでやねん!
ビックカメラか!

唯一の救いは、悪意がないこと
無。
実際は、悪もなければなにもないんだけどね
たはは


周りにはお金の亡者と化してビットコインを得意げに誰よりも早く買ってる人もいる
もはや怖い
出し抜こうとしてる感
大損してて、辛そうだった

夫はそんなタイプではない
洋服や見た目は一切興味なし
カットモデルで安く髪の毛切ってもらってるらしい
たまにやや紫がかった色に染められてて笑う
好きな食べ物はソーセージとおせんべいとコーラ
いまは糖尿だから炭水化物は控えてるらしい

口癖は
いつかハワイ行きたいなぁ
10年前からいってる

好きの反対は無視

人間にとって、無視されることって辛いんだなぁ

拒絶される、受け入れられないことも辛いけど、無視される、反応がないことも辛い

それにようやく気付いた
小梅、43歳の夏。
さぁ、たちあがろう

 

 


まっかだな まっかだな
つたの 葉っぱが まっかだな
もみじの 葉っぱも まっかだな
沈む 夕日に てらされて
まっかなほっぺたの 君と僕
まっかな 秋に かこまれて いる