野口トルストイ親子のブログ

野口トルストイ親子によるブログ。母小梅、その次女サナこ。

〜あっちのみーずはあーまいぞ 第11話〜 サナこの物語

力作!

サナこの目にうつる、いま、あした、未来

こんなに心をつかまれたのは初めてです。
サナこさんは、ひとりでのりこえたんですよね。
でも、ほんとは、ひとりじゃない。
サナこさんの中の絵の具、まだまだみたい!

更新たのしみです!

(40代 会社員 女子)

 

 

サナこの物語 第11話


私サナこには、盛岡の
おじいぼんという守護神がいた。
60歳離れてる。
神社の神官。
笑顔、いつも人の和の中にいた。
人間だから、妻香穂子とはいろいろあったようだ。
悲しげに微笑む時がある。
「サナちゃん
これ食べるかい?のむ?
おじいちゃん、サナちゃんくるの待ってたんだよ。」
新幹線の降り口でいつも待っていた。
雨が降ると
「新幹線遅れないかな、キナこ、サナこ、小海、大丈夫これるかな」と、
てぶくろん買いにのお母さんきつねのように、ずっとそわそわして、何度も天気をみたり、駅に電話したほうがいいんじゃないか、ばあさん、まごたち、ちゃんとこれたか、とせっついて、こどものようでうるさくてしかたないので、おじいちゃんには、わたし達が来るギリギリまで教えないと、おばあぼんは、いってた。

家族 とは?
近くにいて、いやなとこを見せあう存在
迷惑けけても許し合う存在
時には心の中など深くあけちゃいけない存在

愛情
思いやり。

わたしは自信あるかな?
わたしは自分を信じてるかな?


ねえ、しまじろう、どうかんじる?


しまじろうならさ、
自分がなぜこういうトラにうまれたかな?
自分がしまじろうである理由は?
って。

いつか、小学校の道作にいちゃんが

「人間ってなんで生きてるんだろうね」と、ひとりつぶやいたらしく、慌てたツナコおばちゃんは、学校の先生だけど


「それなら、哲二おじちゃんにききましょう!」と、熱海からぶいーんと盛岡に来たらしい。

哲二じいは、翌朝


「道作くん、
何で人間がいきてるかね?いい質問だね。
それはね、一つは
人はうまれたらいきなければいけない、だからいきてるんだよ。

もう一つはね、
何で生きるかわからないから。それをみつけるために生きるんだよ」

小海は、じーんとしたらしい。
やぱし、帝北大の理工を出てから、軍国主義にかわり、イデオロギーかわり再度哲学科をでてるだけのことはあるわと。

小海は、小さい頃から自分で何一つ考えず、宗教家で教師の多い家で、即解決してもらってたんや。浅いもの、すべてが。

おじいぼんが、なくなり、はじめて考えはじめたようだ。


ほーほーほーほけきょ
ほけきょうよんで、さとろうか

 

お金
私は深沢屋吉学長の
ペンは剣より強い
一万円札大門下生なので
お金には、親和力ある。
お金持ちの仲間も多い。
屋吉がまわるまわる
回るメリーゴーランドなうちは
履歴書に屋吉大とかいてあると
印ろうにはなる。
いつまで続くよどこまでも、かは、わからない。


大事にするもの

ゆったり
まったり
マイペース
人から言われず
心の自由

昨年パンテノンパリでジャンヌダルクの壁画を見た。
電気に撃たれた。

オルレアンの乙女。
わずか、16歳くらいで、国王の即位を導き、そのあと処刑された、ドンレミのムスメ。

私の中にジャンヌダルクはいる。

それ、ちがうなと思うと、できない。
反発心がある。
家族の最大幸福も求めてきた。
大がでは地方からの子も多いので、ほんとは、目立ちたくない性格だけど、親からもどやされたし、クラスの幹事を買ってでて、宴会の手配などはした。
中高も、理系が苦手なこには、マックでおごられながら、テスト前は勉強を教えた。

親友のケリーのママから
「サナこちゃんのおかげで、ケリーちゃん、物理の点がとれたの、ほんとありがとう!!」感謝された。
感謝されるとうれちい
うれちい。
わたしには、人を笑顔にできるものある。
国王を戴冠できずとも、それぞれの
階段を登るはげましはできた。

よその動物
ライオン
らっこ
ざらし
つらいときも、どうぶつの画像で元気になれた。
すこし、獣医になりたいとこもあった。
その扉は開けないままだけどね。

ほーほーほーたるこい
あっちのみーずはあーまいよ

 

自分のことは自分でやる
洗濯、家事、食事。
高校くらいから、自分でしろといわれた。
小海は、三匹のこぶたの本の信奉者だ。
こどもが大きくなったら、家をおんだすのが、親の愛、母の愛、豚の愛
あからさまに、手抜きをされ、
自立力はついていた。

自立
頼らない
とっとと出ることに異存なし
異議なし


ほーやれほーやれほーやれほー

独り独りだよ
ほーやれほ


安寿と厨子王の、海に飛び込んだ侍女みたいな人すごかったな。

本もすき。
ほんの中に友達も師もいた。

ガラスの仮面
ベルサイユのバラ
あしたのジョー
愛と誠
は、よまないとおこられた。

スワン
はいからさん

どんどんいった。

諦め
無感情。
ときどき、おそう。
平成だからなのか
無駄なことにエネルギーをつかうほど、元気ではない。

低血圧の便秘気味
生理重い。
さむがり
ねぼけ
ねっこけ
三年寝太郎
眠り姫
いろいろ、いわれた。

自己
他人
考えた
見えない明日をみようと、モンゴルの草原の白馬のように
わたしは、かけぬけた。

仕事
がむしゃら。
やるとなるとやる。


強さとは
弱さとは
見えないめでみる。

28歳の地図

第11話 終わり

つづく

 


虹の始まる場所を探したんだよ
余った光をもらいに行ったよ

光ってないとね 誰も僕を見ないんだよ
分かったフリでもいいから

あの火の鳥を僕は探したんだよ
余った羽をもらいに行ったよ

でもね僕には どれも大きすぎて
求める理由(いみ)は小さすぎて

光って消えるただそれだけと知りながら 光る僕はきれいでしょう?
濁って見えた明日が晴れるその理由は もう誰にも聞かないから

いいよ僕には名前はないけど
僕が消えるときはちゃんと泣いてよ
そのとき一番眩しかった星に
僕の名前つけてほしいな

嬉しいこと 悲しいことはいつも半分子ずつなの
だからそう 最期はゼロになれるの

光って消えるただそれだけ信じながら 歌う僕はここにいるよ
作ってみせるその笑顔も愛しいから もう昨日を探さないでよ

光って消えるただそれだけと知りながら 光る僕はきれいでしょう?

だからね 痛む胸に光る種を乗せて 幸せだねって言えるまで
光ってたいの

奪って逃げるただそれだけの命なら